2018年12月18日特許取得!

 

物質が電気を帯びることを帯電と言います。帯電したまま動けずにいる電気のことを静電気と言います。英語に訳すと分かりやすいです 。static electricity スタック !タイヤが雪道でスタックしたとかと同じで動けない電気なのです。
ではどんな物質に静電気が溜まるのでしょう。
それは絶縁体、電気を通さない物質です。流れられないから溜まるのです。
ゴム、プラスチック、ガラスこれが三大悪です。
その静電気で何が起きているのでしょう?
流体の抵抗になっているのです。
詳しくはネット検索で。

吸気系においては、外気の導入、流れ、混合気のエンジン流入の抵抗になっています。
いわゆる ドンツキという現象は混合気が帯電したインシュレーターの静電気に引っ張られてスムースにエンジンに入っていけないんでしょう。あるところで吸入力に負けて一気に入るからドンツキになってしまう、インシュレーターの静電気を取り除きスーと少しずつ混合気が入るようなればドンツキは少なくなります。
ドンツキはタイムラグでもあります。ドンツキがないということは早い時点から加速ができるということにもなります。
早い時点からスムースに加速ができるということは、今までよりもアクセルを開けなくても目標スピードに達します。スムースに走れるようになれば楽だし安全だし、アクセル開度が少ない、又は開けてる時間が少なくなれば自然と燃費も上がります。
早い時点から加速ができれば、タイムも上がります。電気モーター車がタイムが良いのはこの部分の要素が大きいでしょう。
このインシュレーターの徐電をするのが《インシュレーターバンドボルト》
元々のインシュレーターバンドボルトを交換するだけ!です。

インシュレーターにゴムを使ってる内燃機関は100%駄目です!必ず帯電しています。

交差点の立ちあがりにて、4サイクル125スクーターと2サイクル125スクーターでは同じタイミングでアクセル開けたのでは4サイクルの方が付きが悪く倒れ込んでしまうけれど、インシュレーターバンドボルトを付けると同じタイミングで大丈夫になるそうです。

ノッキングが無くなった!とのインプレもよくいただきます。 改造していて点火時期がずれていたり、キャブセッティングが間違っているのならともかく、現代のインジェクションの車両でも時折ノッキングが出る、常時ではない、毎日でもない、しかしアクセルの開け方によってはノッキングが出るのだが・・・それがなくなった!と。
それはその瞬間、静電気でガソリンがエンジンに入っていないのでしょう。
静電気起因ですから気温や湿度でも起きたり起きなかったり。
インジェクションマッピングを変えたりしても解決はできないのです。常時マッピング通りにエンジンには入っていかないのですから。キャブセッティングやマッピング前に静電気対策をしなければ二度手間です。

(正しいセッティングならジェットが変わることはありません、キャブならパイロットジェットを少し薄くする程度)

マルチエンジンにおいての振動は、 例えば並列4気筒、その各気筒が同じ爆発をしていないのも要因でしょう。
その要因はいくつもありますがここでは静電気による吸気の要素について。
各気筒で静電気抵抗がバラバラであったりしていれば同じ混合気はエンジンに入りません。同じ混合気が入らなければ同じ爆発をするはずもありません。各気筒の爆発力の違いが振動を生み出すひとつなのです。
今時の車両はファンネル形状のゴムが付いているのが多いですが、ゴムであることも帯電してしまいますが、エアクリーナーケースの中で左右のファンネルと中ふたつではエアクリーナーケースとの距離が随分違います。そもそもエアクリーナーケースがプラスチックであることは思いっきり帯電しています。そのケースに近いファンネルと、そうでもないのとではきっと静電気の影響が少なとも違うでしょう。であるならおなじ空気が入りません。同じ空気が入らなければ同じ混合気ができません。同じ混合気ができなければ同じ爆発がするはずもありません。それらの静電気対策はスムースインダクションやツーウェイコートで対処します。

静電気の発生源や種類は数えられない位ありますが、吸気だけを考えても流体が流れることで静電気を発生する《流動帯電》
・・・自爆です。でも世の中そんなもんなんです・・・
実はキャブやスロットルボディ、サスペンションも自爆しています。これはまた次回に。

インシュレーターバンドボルトは税別2500円、BMW2気筒のホースバンドタイプも2500円です。
ホンダカブやグロムのようにインシュレーターがゴムでなくともエアクリーナー側ホースがゴムですので効きます。
パワーフィルターもゴムですのでクランプのバンドを交換すれば効果があります。
同じ静電気抵抗なら、2サイクルは4サイクルより吸入力が弱いのでもっと抵抗になっています。チャンバーの谷がずっと少なくなります。
4サイクルも2サイクルも単気筒あたりの排気量が小さいほど影響は大きいでょう。
殆ど全てのオートバイは対象になります。ハーレーはゴムのインシュレーターを使っていませんが(XG750はゴム)別の要素での問題点なのです。

インシュレーターバンドボルト