へッドの中でカムやバルブが動くと電気が発生します。カムやバルブの数が多いほど、回転数が高いほど大量に発生します。ヘッドは電気抵抗の少ないアルミですが、その低電気抵抗で電気が流れていきません。 なぜならばヘッドガスケットが入っているからです。ヘッドで発生した大量の電気はスタッドボルトやマフラーを介してしか流れて行けません。が、それらは全てアルミより電気抵抗が大きいのです。
流れ切れなかった電気は燃焼や摩擦抵抗に相当悪さをしているようです。そして絶縁体のゴム、プラスチック、ガラス等に流れ着くと絶縁体は電気が流れない故にそこにと留まり静電気(動けない電気)となります。それらの静電気の元になる電気をヘッドアーシングで直接バッテリーに受け持ってもらうのです。
この発明はアーシングを引くことではなくボルトです!
既にアーシングを引いているユーザー様はボルトの交換だけでも大丈夫でしょう。ノーマルで初めからヘッドにアースの落ちているエンジンも新たにコードを引かずにそのボルトの交換で効果があります。
重要な順番は、
1.ヘッド(ヘッドのブロックに付いているボルト、ブロックに達しているボルト)どうしてもヘッドに付くボルトが無い車種.CB1100はヘッドカバーでも効果を確認しています。
2.クランクケース(なるべくセルモーターの付いているブロック又はそのブロックに達しているボルト)
3.シリンダー ベースバッキンの入っているエンジンはシリンダーも同じことが言えます。できればシリンダーもアーシング増設が望ましいですがヘッドとケースで十分でしょう。
シングルエンジンのスクーターの強制空冷タイプはヘッドから引けない場合がありますが、引けるなら1.ヘッド、2.ベルトケースです。ベルト周りの電気発生は相当です。
結果、淀みなき吹け上がり!更なる低振動、更なる低回転での安定度!ギヤチェンジが軽い!
アースポイントがクランクケース共締めの車両など簡単にできない車種はノーマルのアースポイントはそのままでケースアーシングを増設した方が得策です。
ヘッド、ケース共に、作業性を考えた位置で問題は無いでしょう。
★尚ゴム製のインシュレーターは内側からも混合気の流動帯電が起きていますのでインシュレーターバンドボルトはいかなるエンジンでも効果覿面です!取り付けられる車種はお忘れなく!